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第2回グローカル語り場を開催しました。
掲載日2017.2.10
ニュース
岩手県留学生交流推進協議会(会長:岩渕 明 岩手大凤凰体育平台)は、岩手県外国人留学生就職支援協議会、岩手県?岩手県国際交流協会「世界とのかけはしクラブ」との共催により、2月7日(火)アイーナ(岩手県民情報交流センター)にて「グローカル語り場-いわての未来をグローバルな視点で考えよう!-」を開催しました。
この取組は、岩手県内に住む外国人留学生および海外体験のある日本人学生が、県内企業や自治体等関係者とともに、「地域の将来像」、「地域企業のグローバル展開」、「まちづくり」「ひとづくり」、「多文化共生」などをテーマに、それぞれの体験事例などを基に語り合いながら、地域の実情を知り、地域活性化など課題解決に向けた新しいアイデアを探る「語り場」を設けることで、岩手の未来を考えるとともに、そこにグローバル化の果たす意味や役割を考察することを目的に、昨年度に続き2回目の開催となります。
本行事に先立ち、「いわてグローカル人材育成推進協議会」が発足したこともあり、当日は企業?自治体関係者にも多く集まっていただきました。学生も岩手大学、岩手県立大学、盛岡大学、盛岡情報ビジネス専門学校に所属する日本人学生及び留学生の他、高校生や海外大学に進学した県内出身学生の参加もあり、総勢60名を超える方で会場は賑わいました。
はじめに、岩手大学国際連携室 石松弘幸准教授より、平成29年度よりスタートする「トビタテ!留学JAPAN地域人材コース-いわて協創グローカル人材育成プログラム」について、同プログラムの概要説明が行われました。
次に、県内の産業界及び学生による「グローカル」な取組事例として、①岩手県内産業の海外展開の現状と課題、②岩手県中小企業家同友会 エネルギーシフト(ヴェンデ)研究会の取組、③トビタテ!留学JAPANプログラム(全国版)参加報告、④地域との連携による学生の自発的なインバウンド振興への取組事例紹介が行われました。
その後、「岩手と世界とつなぐタネ」をテーマとしたワークショップが行われ、岩手大学グローバル教育センター 尾中夏美准教授の進行のもと、参加した個々の企業が抱えている海外展開やグローバル化に関する課題や今後目指したい企業活動などを基に、学生と企業?自治体関係者が協働してその解決を目指すプロジェクト作りを行いました。
10に分かれたグループからは短時間でまとめることが難しい中、それぞれ大変ユニークな発表がおこなわれました。
参加者からは「岩手の産業がここまで世界とつながっていることに驚いた」、「多様な人と話をすることで普段気づかないことを気づかされた」、「岩手の様々な産業の潜在的な力を再認識し、もっと活かしたいと思った」といった感想があり、今後についても「学生と企業のコラボで世界に発信できるプロジェクトを作りたい」「今日の経験をトビタテ!地域人材コースの申請につなげたい」、「学生の留学後の経験をイメージした地域貢献の具体例をもっと検討してみたい」といった前向きな意見が挙げられました。
これらの意見を参考に、留学生や日本人学生と地域との交流機会を増やしつつ、地域の活性化に貢献するため、今後もこのような「語り場」を定期的に開催していきたいと思います。